Japanese
English
講座 リハビリテーション専門職のための法律知識 9
就労中に疾病・障害を負った方の権利
The right of the person who undertook illness, and became a disabled person during working.
岡村 親宜
1
Chikanobu Okamura
1
1東京本郷合同法律事務所
1Tokyo Hongo Godo Lawyer's Office
キーワード:
労災補償制度
,
労災保険法
,
労働基準法
Keyword:
労災補償制度
,
労災保険法
,
労働基準法
pp.853-858
発行日 2004年9月10日
Published Date 2004/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100699
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はじめに
人間誰でも,疾病・障害を負うと治療を受けるが,その大半は予期しない出来事であり,患者はその治療期間中さまざまな不安を抱えている.また,その治療が終了しても,全員が元どおりの身体に回復し,また全員が健康を回復するわけではなく,障害を残す方もおり,また死亡される方もおり,さまざまな不安を抱えている.しかし,その疾病の罹患が就労中であり,それが故に法の保護を受ける権利があることがはっきりすれば,これらの患者の心配も半減すると言えよう.
そこで本稿では,就労中に疾病・障害を負った方々が,どのような法の保護を受ける権利を有しているかについて解説したい(表1).
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