Japanese
English
講座 臨床研究入門-着想から論文執筆まで・3
研究テーマの立案―リサーチ・クエスチョンの具体化,データの収集と整理および入力
Conceiving the research question and planning for data collection and management.
後藤 雅史
1
Masashi Goto
1
1京都大学保健管理センター
1Kyoto University Health Service
キーワード:
リサーチ・クエスチョン
,
データ収集
,
データ整理
,
データ入力
Keyword:
リサーチ・クエスチョン
,
データ収集
,
データ整理
,
データ入力
pp.248-253
発行日 2007年3月10日
Published Date 2007/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100486
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
前回(2月号)は,臨床上の疑問について,医学研究の現状をどのように把握するのか,具体的な論文の検索方法と,批判的吟味について述べた.今回はさらに一歩進んで,その疑問をどのように臨床研究に発展させるか,具体的なリサーチ・クエスチョンの立て方について述べたい.また,実際に研究を進めるうえで必要となる知識として,データ収集の際の一般的な注意点とその対策について簡単にまとめた.さらに収集したデータの整理方法と入力についても具体的に述べたい.これらの過程は,研究計画を立てる際に,それほど重要視されない傾向にあるが,臨床研究の遂行には不可欠である.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.