特集 医療情報の利活用 現在と未来
III.医療データベース 小児医療における情報収集システムの整備
加藤 省吾
1
,
矢作 尚久
1国立成育医療研究センター 情報管理部情報解析室
キーワード:
データ収集
,
薬学
,
小児保健医療サービス
,
データウェアハウス
Keyword:
Data Warehousing
,
Pharmacy
,
Data Collection
,
Child Health Services
pp.1583-1587
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2023018680
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▼医薬品の安全対策において,副作用を評価できる電子診療録からのデータベースは重要である.▼治験やマーケット規模の難しさなどのため,小児用として承認されている医薬品は少ない.▼成育医療研究センターでは,使用実態や副作用を評価するため「小児医療情報収集システム」の整備をすすめている.問診システムからの問診情報,電子カルテシステムからの検査,病名,処方,注射情報を収集している.▼汎用的な情報流通基盤をベースに,日常臨床を通じた情報収集,および臨床研究の実施が低コスト・低リスクで可能となる.▼当該分野およびデータ・分析手法を熟知した人材育成が急務である.
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