スコープ
米国小児脳外傷プログラム
栗原 まな
1
1神奈川県総合リハビリテーションセンター小児科
pp.1203-1205
発行日 2006年12月10日
Published Date 2006/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100439
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神奈川県総合リハビリテーションセンター(以下,当センター)では小児脳外傷のリハビリテーションを精力的に行っており,入院プログラムも充実したものになってきている1,2).現在力を入れているのは,復学支援・在宅支援プログラムの作成である.今回,米国ワシントンDC周辺で,米国の小児脳外傷プログラムについて学ぶ機会を得たのでその一部を紹介したい.
米国の小児脳外傷リハビリテーションシステム
米国における小児の脳外傷総数は年間約11,000人で,年齢内訳は0~4歳30.0%,5~9歳29.0%,10~14歳24.3%,15~20歳16.8%であり,原因は交通事故,転落,スポーツ損傷,暴力,虐待などである3).
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