焦点
米国コロラド大学保健科学センター看護学部の小児看護学実習プログラム
込山 洋美
1
,
平井 るり
2
,
筒井 真優美
3
1順天堂大学医学部附属順天堂医院
2日本赤十字看護大学大学院看護学研究科博士後期課程
3日本赤十字看護大学
pp.752-762
発行日 2002年10月25日
Published Date 2002/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903276
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はじめに
日本赤十字看護大学は,2000年に米国西部コロラド州にあるコロラド大学保健科学センター看護学部(University of Colorado Health Science Center School of Nursing:以下コロラド大学)と姉妹校の締結調印を行った.コロラド大学は米国の全国看護学部のランキングにおいて,一貫して10位以内にランクされ,レベルが高いことで名声を得ている大学である1).
これまでに,学部生,大学院生,教員がコロラド大学を訪れ,米国のヘルスケアシステムの成り立ちや看護学教育,研究に関する研修を受けている.筆者らも1999年,2001年と2回に渡り,コロラド大学での研修に参加する機会を得た.国内の看護系大学における小児看護学教育に関する研究を行ってきた筆者らにとって,コロラド大学で行われている小児看護学実習は大変興味深いものであった.
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