Japanese
English
特集 精神疾患のリハビリテーション
ソーシャル・スキルズ・トレーニング(SST)の理論と実際
Introduction to theories and practices of Social Skills Training(SST)in Japan.
前田 ケイ
1
Kei Maeda
1
1ルーテル学院大学大学院総合人間学研究科臨床心理学専攻
1School of Clinical Psychology, Japan Lutheran College
キーワード:
ソーシャル・スキルズ・トレーニング
,
集団療法
,
精神障害者リハビリテーション
,
認知行動療法
Keyword:
ソーシャル・スキルズ・トレーニング
,
集団療法
,
精神障害者リハビリテーション
,
認知行動療法
pp.519-523
発行日 2005年6月10日
Published Date 2005/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100111
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はじめに
ソーシャル・スキルズ・トレーング(SST)は,精神障害をもつ人々の病気の再発を防止し,生活の質をあげるための援助法として,急速に発展している.この方法の目的は,対人行動をとる状況について当事者の認知と行動のとり方を練習によって改善し,相手から期待する反応を得るスキルを強め,自己効力感を高めることにある.認知行動療法に理論的基盤をおいている.
本稿では,1)この方法が先進国の精神医療に登場してきた背景,2)わが国への導入と発展,3)臨床の場での具体的な指導法の例,4)今後の課題について述べる.
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