特集 “子ども”と“母”をつなぎ支える理学療法
—エディトリアル—健やかなる“子ども”と“母”をつなぎ支える理学療法
沖原 優子
1
Yuko OKIHARA
1
1桜十字大手門病院リハビリテーション部
キーワード:
子どもと母
,
小児領域
,
ウィメンズヘルス領域
,
こども家庭庁
Keyword:
子どもと母
,
小児領域
,
ウィメンズヘルス領域
,
こども家庭庁
pp.1316-1319
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203664
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はじめに
現代社会において,子どもが“健やか”に産まれ育つためには,妊娠期から出産後,そして成長期に至るまでのすべての段階で包括的な支援が必要である.特に,子どもと母を中心とした家族の健康を支える理学療法の役割は大変重要であり,その専門的なアプローチが求められている.理学療法士は,母と子の健全な発達を促進し,家族全体の福祉向上に寄与するため,こども家庭庁や子育て世代包括支援センターと協力し,地域社会と連携しながらその役割を果たしていく必要がある.小児領域の理学療法,母を支えるウィメンズヘルス領域の理学療法のどちらもさらなる発展を遂げる今,双方をつなぎ,子どもが健やかに産まれ育てることを支える一連の流れとする理学療法として考える機会に本特集がなることを願う.
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