連載 視覚ベースの動作分析・評価・第4回
歩行—人工股関節全置換術後に変形性膝関節症を呈した患者の歩行時の膝関節痛
髙田 雄一
1
Yuichi TAKATA
1
1北海道文教大学医療保健科学部リハビリテーション学科理学療法学専攻
pp.853-856
発行日 2024年8月15日
Published Date 2024/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203539
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症例紹介
75歳,女性.両変形性股関節症,右変形性膝関節症,第4腰椎すべり症.
腰痛と右膝痛を主訴に来院した.両側の変形性股関節症に対して,2018年に左人工股関節全置換術(total hip arthroplasty:THA),2019年に右THAを受けた.2023年7月より腰痛,右膝関節内側部痛が出現して理学療法開始となる.歩行時の右膝の痛み改善を目標にしている.下肢痛,神経症状は認めない.現在も脚長差を認め医師から足底挿板の提案があるものの,本人の希望により使用していない.X線画像所見を図1に示す.
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年8月31日).
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