特集 “行為”の回復のための理学療法
“行為”と“わたし”が結びつくまで—生活者の視点からみた回復過程
大島 埴生
1
Hanio OHSHIMA
1
1岡山リハビリテーション病院リハビリテーション部
キーワード:
中途障害
,
アイデンティティ
,
身体
,
質的研究
Keyword:
中途障害
,
アイデンティティ
,
身体
,
質的研究
pp.567-572
発行日 2024年5月15日
Published Date 2024/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203452
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Point
●脳卒中などの中途障害者では,単に運動機能の喪失だけでなく,アイデンティティの変容を迫られる
●アイデンティティは身体に根差し,他者や社会との関係のなかで意味づけられる
●中途障害を抱えた患者の身体は行為において,必ずしも否定的な価値づけがなされるわけでなく,時には行為の資源となる可能性がある
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