Japanese
English
臨床経験
多発性腰椎分離すべり症の1例
A Case Report of Multiple Lumbar Spondylolyses with Spondylolisthesis
山根 敏彦
1
,
広藤 栄一
1
,
山本 武
1
,
永田 行男
1
,
田中 清介
1
Toshihiko Yamane
1
1近畿大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopedic Surgery, Kinki University of Medicine
キーワード：
多発性脊椎分離症
,
multiple spondylolyses
,
脊椎分離症
,
spondylolysis
,
脊椎すべり症
,
spondylolisthesis
Keyword:
多発性脊椎分離症
,
multiple spondylolyses
,
脊椎分離症
,
spondylolysis
,
脊椎すべり症
,
spondylolisthesis
pp.311-314
発行日 1988年3月25日
Published Date 1988/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907804
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抄録：腰椎分離すべり症は比較的よくみられる疾患であるが，3椎以上に分離を認める例は極めてまれである．今回我々は4椎にわたる多発性腰椎分離すべり症を経験したので報告する．この症例にはL2，L3，L4，L5の両側関節突起部に分離を認め，L4，L5椎体にすべりを認める．3椎の多発性腰椎分離すべり症は今までに報告されているが，この症例のように4椎にわたる多発性腰椎分離症の報告例はない．我々はこの症例に対してL2，L3の左右分離部に骨移植とEingorn法による鋼線締結法を，L4，L5分離椎弓切除術，L4，L5，S1の後側方固定術を行い良好な成績を得たのでここに報告する．
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