書評
—杉田之宏,藤原俊之(監修)高橋哲也,藤野雄次(編)—「回復期リハビリテーションで「困った!」ときの臨床ノート」
上野 勝弘
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1西記念ポートアイランドリハビリテーション病院リハビリテーション科
pp.836
発行日 2023年7月15日
Published Date 2023/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203121
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回復期リハビリテーション病棟は2000年4月に始まり,これまで多くの脳血管疾患や整形疾患の患者さんに対して,回復期のリハビリテーションに取り組んできました.そして,この22年間に高齢化は進み,患者さんが抱える障害像は多岐に変化してきています.
2022年度の診療報酬改定では,「回復期リハビリテーションを要する状態」の対象に「急性心筋梗塞,狭心症発作その他急性発症した心大血管疾患又は手術後の状態」が追加され,心大血管疾患リハビリテーション料が算定可能となりました.また,重症患者の受け入れ割合が高められたこともあり,今後,回復期リハビリテーション病棟では,重複疾患・障害を有する重症度の高い患者さんを受け入れ,質の高いリハビリテーションを提供し,アウトカムを出すことが求められています.
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