連載 臨床実習サブノート 退院後から振り返るゴール設定—推論を事実と照合して学ぶ・第4回
在宅復帰 歩行自立
那須 高志
1
Takashi NASU
1
1越谷誠和病院リハビリテーション科
pp.1088-1092
発行日 2022年9月15日
Published Date 2022/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202797
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Aさんは85歳の男性,身長160cm,体重47kgです.8月中旬,自転車運転中に転倒し,大腿骨頸部骨折(Garden分類Ⅱ)を受傷しました.翌日,骨接合術(ハンソンピンロック)が施行され,3週間後に退院し,約2か月が経過しました.
お仕事は定年を迎えた後,していません.妻と二人暮らしで,散歩やスーパーマーケットでの買い物が趣味です.手術直後のAさんの希望は「受傷前と同様の暮らしがしたい」でした.
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