特集 筋—理学療法士の視点から捉える
脳血管障害と筋力
下瀬 良太
1
,
田村 正樹
1
Ryota SHIMOSE
1
,
Masaki TAMURA
1
1岡山医療専門職大学
キーワード:
脳血管障害
,
痙縮
,
病態
,
筋力評価
,
筋力トレーニング
Keyword:
脳血管障害
,
痙縮
,
病態
,
筋力評価
,
筋力トレーニング
pp.301-306
発行日 2022年3月15日
Published Date 2022/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202607
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
●痙縮の定義には速度依存性の筋緊張増大だけではなく筋長依存性の筋緊張増大も含まれ,共同運動などの運動機能障害にも痙縮の要素は混在している
●痙縮を伴う筋の筋力評価には特化したものがなく,一般的に行われている等尺性筋力測定や等速性筋力測定などの定量的な測定が有効である
●痙縮を伴う筋に対して筋力トレーニングを行うことで痙縮が増悪することはなく,むしろ脳血管障害の回復に対して有効である
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.