Japanese
English
報告
人工膝関節置換術後患者に対する身体活動量遠隔モニタリング—実施可能性調査
Remote monitoring of physical activity for patients after knee joint replacement: feasibility study
山口 英典
1
,
美﨑 定也
1
,
山本 尚史
1
,
大島 理絵
1
,
田澤 智央
1
,
杉本 和隆
2
Hidenori YAMAGUCHI
1
,
Sadaya MISAKI
1
,
Naofumi YAMAMOTO
1
,
Rie OHSHIMA
1
,
Tomohiro TAZAWA
1
,
Kazutaka SUGIMOTO
2
1苑田会人工関節センター病院リハビリテーション科
2苑田会人工関節センター病院整形外科
キーワード:
人工膝関節置換術
,
身体活動量
,
遠隔モニタリング
Keyword:
人工膝関節置換術
,
身体活動量
,
遠隔モニタリング
pp.850-854
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201985
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要旨 【目的】人工膝関節置換術(knee joint replacement:KJR)後患者の身体活動量(physical activity:PA)を把握し,適切にコントロールすることが必要である.今回,データを自動的にサーバーにアップロードできる身体活動量計(fitbit®)を用いて,KJR後患者に対するPA遠隔モニタリングを導入し,その実施可能性を検証した.【方法】KJRを施行し退院した患者22名にfitbit®を12週間装着させた.理学療法士は,アップロードされた対象者のPAの情報を遠隔環境で閲覧し,PAに関するメールを送信した.【結果】21名がプログラムを完遂した.fitbit®装着遵守率は99.5%,モニタリング成功率は92.5%であった.1回のモニタリングとメール送信に要した時間は26(標準偏差7)秒であった.満足度は全例が満足,または,やや満足と回答した.測定期間中の平均歩数は8,263(標準偏差4,350)歩/日であった.【結論】KJR後患者に対するPA遠隔モニタリングは,失敗が少なく実施可能であることが明らかになった.
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