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資料
インスリン使用中の糖尿病患者に対する遠隔モニタリングを用いた看護支援の実態調査
Survey of nursing support using remote monitoring for diabetes patients requiring insulin therapy
永渕 美樹
1
,
餘目 千史
2
,
湯浅 直子
3
,
太田 美帆
4
,
菊永 恭子
5
,
菊原 伸子
6
,
グライナー 智恵子
7
,
水野 美華
8
,
村田 中
9
,
日本糖尿病教育・看護学会 政策委員会(2020年9月〜2022年9月)
Miki Nagafuchi
1
,
Chifumi Amarume
2
,
Naoko Yuasa
3
,
Miho Ota
4
,
Kyoko Kikunaga
5
,
Nobuko Kikuhara
6
,
Chieko Greiner
7
,
Mika Mizuno
8
,
Ataru Murata
9
1佐賀大学医学部附属病院
2日本赤十字北海道看護大学
3川井クリニック
4東京家政大学
5日本医科大学付属病院
6東邦大学医療センター大森病院
7神戸大学大学院
8原内科クリニック
9日本赤十字社医療センター
1Saga University Hospital
2Japanese Red Cross Hokkaido College of Nursing
3Kawai Clinic
4Tokyo Kasei University
5Nippon Medical School Hospital
6Toho University Omori Medical Center
7Kobe University
8Hara Clinic
9Japanese Red Cross Medical Center
キーワード:
遠隔モニタリング
,
インスリン療法
,
看護支援
Keyword:
遠隔モニタリング
,
インスリン療法
,
看護支援
pp.11-18
発行日 2023年6月30日
Published Date 2023/6/30
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
【目的】ICT機器を活用した遠隔モニタリングを用いた看護支援の実態を明らかにし,インスリン使用中の糖尿病患者に対する遠隔モニタリングの課題を明確にする.
【方法】日本糖尿病教育・看護学会正会員および非学会員の慢性疾患看護専門看護師,糖尿病看護認定看護師を対象に,WEBアンケートによる実態調査を実施した.
【結果】有効回答205名,遠隔モニタリングを実施している者は13名(6.3%)で,血糖値や食事内容をモニタリングし,投与インスリン量のタイムリーな調整や食事内容への助言を行っていた.患者の変化としては,患者の低血糖の減少や,血糖値の改善が期待されていた.また,実施していない者の71.4%(137名)が実施したいと回答したが,情報セキュリティへの不安や,マンパワー不足やコスト面が障壁となっていた.
【考察】看護師による遠隔モニタリングの実施数は少ないが,実施へのニーズはあることから,診療報酬創設へ向けて,実施している施設での患者への効果や,糖尿病診療への貢献等のエビデンスを蓄積することが必要である.
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