連載 Relay Message・第1回【新連載】
自分自身へのメッセージ
村井 直人
1
1ちゅうざん病院リハビリテーション部
pp.114
発行日 2020年1月15日
Published Date 2020/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201784
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30半ばの歳になり,最近いろんなことを考える自分がいる.そんな今,自分の過去を振り返りながら現状の分析を行い,自分自身へのメッセージを考えてみる.なぜここまでやってきたのか.そして今からどうなりたいのか.
臨床実践に加え知識・技術を高めるために勉強会参加や学術活動といった自己研鑽を積み重ね,上司や先輩に頼られ褒められることにより自分の役割や達成感を感じてきた.行動によって得られる報酬を目的とはせず,行動そのものを目的にがむしゃらに活動することに生きがいを感じ,担当患者・部署内や部署外の職員・経営者・県士会の先輩や後輩会員らに感謝されることに達成感を感じながら行動してきた.今は140名を擁する部門の所属長となり,職場内では診療補助や労務管理を通した職員教育に加えて他部署への業務改善に対するマネジメント,職場外では他施設のカンファレンスに参加し医療連携の強化,県士会の理事として教育に携わる公益事業の企画運営を通した会員への知識・技術の提供,このような間接的(包括的)なアプローチにて地域の方々に対し貢献することにやりがいを感じている自分.振り返ると,理学療法士の資格を取ってから今まで13年間,楽しく仕事をやってきたんだな,と感じる.
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