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資料
腹圧性尿失禁患者への手術に対する骨盤底筋トレーニングの費用対効果の推定—理学療法が保険適用した場合の医療経済評価
Estimate on the cost-effectiveness of pelvic floor muscle training compared to surgery in patients with stress urinary incontinence:evaluation of health economics based on the hypothesis that physical therapy is covered by insurance
中口 拓真
1
Takuma Nakaguchi
1
1社会医療法人社団正志会花と森の東京病院
キーワード:
腹圧性尿失禁
,
骨盤底筋
,
費用対効果
Keyword:
腹圧性尿失禁
,
骨盤底筋
,
費用対効果
pp.1182-1185
発行日 2018年12月15日
Published Date 2018/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201407
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要旨 【目的】本研究は,腹圧性尿失禁患者における治療のなかで理学療法が保険適用したと想定した場合の手術と骨盤底筋トレーニング(pelvic floor muscle training:PFMT)に対する費用対効果の検証をした.【対象と方法】手術またはPFMTの効果はメタ解析で報告されているものを採用した(手術83%,PFMT 56.1%).手術費用は診療ガイドラインに記載されている金額384,000円を採用した.PFMT費用はガイドラインに記載されている基本料710円に2単位分の運動器リハビリテーション料(Ⅰ)を11回継続した金額48,510円を採用した.【結果】手術はPFMTより,1人あたりにかかる費用が12,485円大きかった.【考察】理学療法士が実施するPFMTは手術に対し費用対効果が高い可能性が示唆された.PFMTが保険適用されることで医療費の削減に寄与する可能性がある.
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