オリパラ関連企画 理学療法士が知っておきたい重要なスポーツ動作・7
ラグビー選手の外傷
磯 あすか
1
1フィジオセンター
pp.654-655
発行日 2018年7月15日
Published Date 2018/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201252
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ラグビーは球技ながら激しいコンタクトがあり,外傷は多い.外傷の種類や部位,重症度もさまざまで,全身に傷害発生の可能性がある.
筆者がかかわっている女子ラグビーにおける外傷は,膝靱帯損傷,肩関節・肩鎖関節脱臼,頭部・顔面の骨折や打撲,足関節捻挫が多く,男子と比較すると筋や腱の損傷は少ない.これらの外傷はコンタクトによるものが多く,「タックルをした」または「タックルをされた」ことが原因の外傷が約半数を占める1).受傷機転には技術,体力,環境などさまざまな要因があると考えられている.
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