Japanese
English
スポーツ傷害の予防・診断・治療 Ⅱ.部位別各論
1.脊 椎
大学ラグビー選手の頚椎椎間板変性
Cervical disc degeneration in college rugby player
大下 優介
1
,
中島 崇之
1
,
中西 亮介
1
,
西中 直也
1
,
神崎 浩二
1
,
三邉 武幸
1
Y. Oshita
1
,
T. Nakajima
1
,
R. Nakanishi
1
,
N. Nishinaka
1
,
K. Kanzaki
1
,
T. Sanbe
1
1昭和大学スポーツ運動科学研究所
1Showa University Research Institute for Sport and Exercise Sciences, Yokohama
キーワード:
rugby
,
cervical disc
,
disc degeneration
Keyword:
rugby
,
cervical disc
,
disc degeneration
pp.91-94
発行日 2018年4月25日
Published Date 2018/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei73_91
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は じ め に
2015年のワールドカップでの歴史的大勝利から一躍人気のスポーツとなったラグビーは子どもも含め競技人口が増えている.しかし,コンタクトスポーツであるため重症となる怪我の発生が危惧される.特に脊椎・脊髄の障害はスポーツ引退後の人生にも影響する重大な問題となりうる.その原因としての椎間板変性の評価は重要であるが,ラグビー選手における頚椎椎間板の病態を研究した報告は多くはない.関東ラグビーフットボール協会対抗戦Aグループ所属チームの大学生のメディカルチェック(MC)で,われわれは頚椎の単純X線像とMRI撮影を行った.それらを用いて頚椎椎間板変性のポジション別の評価を行い,選手の頚椎頚髄損傷に対する対策を若干の文献的考察を加え行ったので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018