臨床実習サブノート 臨床実習で患者さんに向き合う準備・10
心不全
椿 淳裕
1
Atsuhiro Tsubaki
1
1新潟医療福祉大学医療技術学部理学療法学科
pp.311-319
発行日 2016年3月15日
Published Date 2016/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200513
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はじめに
私自身が学生であったころを振り返ると,合併症に循環器疾患の記載があるだけでビクビクしていました.「何がわからないかわからない」ことが不安をもたらしていたように思います.そのように感じる学生の皆さんも少なくないのではないでしょうか?
また,「心臓の動きを直接見ることができない」ことも,病気のわかりにくさにつながっているようです.疾病の成り立ちや疾病によって生じる二次的な変化がわかること,また心臓の動きを頭の中でイメージすることで,わかりにくさやとっつきにくさもなくなってきます.
これらを意識して,臨床実習で心不全を有する患者さんに向き合うための準備を進めていきましょう.
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