あんてな
国立専門学校の将来像
額谷 一夫
1,2
1国立療養所村山病院
2国立療養所東京病院附属リハビリテーション学院
pp.904-905
発行日 2001年12月15日
Published Date 2001/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105946
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これまでの流れ
日本には理学療法士を養成する国立専門学校は10校あります.厚生労働省立が9校,文部科学省立が1校で,いずれも3年制をとっています.学校数の急増に伴い現在(2000年4月)理学療法士養成校に占める国立専門学校数の割合は約1割弱,また養成定員からみると4.5%となっています1).いずれもその設立年は古く,1963年の国立療養所東京病院附属リハビリテーション学院の開校を皮切りに一番新しい国立専門学校でも1965年の理学療法士及び作業療法士法成立から17年後に開設されています.
このため,厚生労働省立の9校はこれまで3,332名の理学療法学科卒業生を輩出し2),これは現在の理学療法士有資格者の約16%を占めています.また,厚生労働省立以外の教育機関で働く理学療法士数は9校で260名にのぼり2),教育研究施設で働く常勤理学療法士の推計約34%を占めていると考えられます.
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