特集 自営理学療法士の活動
〈私の職場〉
在宅を中心として
小山 樹
1
Koyama Miki
1
1株式会社ジェネラス
pp.619-622
発行日 2001年9月15日
Published Date 2001/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105872
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はじめに
現在,理学療法士,作業療法士(以下,PT・OT)の開業は認められていない.我々の行っていることは,そのなかでどう自分たちの目指すリハビリテーションを追求していくかの模索である.病院勤務を経て在宅に携わるうちに,利用者のニーズを満たしながら,そこで働く前向きなPT・OTのニーズをいかに実現し,形にしていくかということから取り組みは始まった.
一般に「開業=自由によいリハビリテーションが提供できる」「開業=儲かる」といったイメージがあるかもしれないが,自由に展開できるぶん責任がついて回り,組織のなかで働く場合,しばりはあるが,逆に保護されているともいえる.また,しばりのなかの自由もまた存在する.独立を選ぶか否かは個人の自由であるが,開業権が認められることにより選択肢は広がることになる.今後の参考になるかはわからないが,現状等を述べさせていただきたい.
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