特集 これからの心不全診療への最新アプローチ—予防からチーム医療・先進医療まで
急性期から慢性期へ,連続したチーム医療
在宅医を中心としたチーム医療
田中 宏和
1
1ゆみのハートクリニック
pp.2178-2181
発行日 2018年12月10日
Published Date 2018/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225935
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Point
◎専門病院と,生活の場をみる地域診療所とのシームレスな医療連携に向けた「ふたり主治医制」を意識した体制づくりが望ましい.
◎安定期には非侵襲的なアプローチで体液量評価を行い,急性増悪時にはクリニカルシナリオ(CS)の概念を念頭に置いて,時間軸を考えた対応を行う.
◎慢性疾患である心不全は予後予測が難しいため,将来起こりうる状態変化に備えて,あらかじめ患者や家族と受けたい医療・ケアについて話し合っておくことが大切である.
◎心不全の在宅医療継続には,院内外で生活をサポートする多施設・多職種の連携,および的確な情報共有が大切である.
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