在宅医療にふさわしい物と技術・3
在宅中心静脈栄養法②―栄養剤を中心に
篠田 道子
1
,
高嶌 恒男
2
,
酒巻 和子
2
1OFFICE SHINODA
2テルモ(株)在宅医療TBU
pp.46-55
発行日 2000年1月15日
Published Date 2000/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902068
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
現状の問題点と必要なマネジメント
事例1
夜間間欠投与のスケジュールと留意事項
Eさんは62歳の男性です.胃癌の手術後で,腸閉塞を繰り返していることから,経口摂取が不可能になり,退院後は在宅中心静脈栄養法(Home Parenteral Nutrition:HPN)を行なっています.痛みはアンペック座薬にてコントロールされています.
Eさんは社会福祉法人の理事長をしており,病名は告知されています.本人の希望は昼間仕事に専念しながらHPNを継続することです.そのため,皮下埋め込み式ポートを挿入しており,1日の輸液量は1,600~2,000ml(約1,800kcal)です.在宅で無理なく夜間間欠投与を実施するための具体的なスケジュールと留意事項を教えてください.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.