ひろば
第18回日本医学哲学・倫理学会に参加して
前野 竜太郎
1
1国立療養所静岡東病院デイケア棟
pp.126
発行日 2000年2月15日
Published Date 2000/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105493
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平成11年10月9~10日にわたり,広島大学医学部を会場に第18回日本医学哲学・倫理学会が開催されました.「患者の身体をどう考えるか」を大きなテーマに掲げ,特に医療職を中心に数百名の参加者を得て,例年にない盛況を見せていました.シンポジウムでは,理学療法分野の代表として奈良勲氏がサルトルの“ends”を用いながら独自の理学療法哲学・倫理について議論を展開されていました.
本学会では,毎年「バイオエシックス」「脳死判定・臓器移植」「インフォームドコンセント」を3つの大きな柱として掲げています.そして,独自性のある大会テーマでくくり,シンポジウムや一般演題を通じてこれらのテーマについて学際的に論じています.
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