報告
下肢筋群における1 Repetition Maximumの測定―その再現性と加齢変化について
横山 仁志
1
,
山﨑 裕司
2
,
大森 圭貢
1
,
平木 幸治
3
,
井澤 和大
3
,
青木 詩子
1
,
青木 治人
4
Yokoyama Hitoshi
1
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院リハビリ部
2聖マリアンナ医科大学病院リハビリ部
3聖マリアンナ医科大学東横病院リハビリ部
4聖マリアンナ医科大学病院整形外科
pp.875-878
発行日 1998年11月15日
Published Date 1998/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105189
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はじめに
臨床における筋力増強運動では,重錘を利用した方法が多く使用されており,その負荷設定には,10Repetition Maximum,あるいは1Repetition Maximum(以下1RM)の値が参考となる1).しかし,多忙な臨床の中でこれらを厳密に測定することは煩雑であり,また各筋の1RM値についての基礎データが不足しているため,重錘の負荷を設定する際に参考とするものがないのが現状である.
そこで本研究は,重錘を用いた筋力増強運動の基礎データを提供するために下肢筋群の1RM測定を行い,1RM測定方法の再現性,および健常女性の1RMの加齢変化について検討したので報告する.
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