特集 小児の理学療法
若年性関節リウマチに対する理学療法
伊藤 フキ子
1
,
河原 由紀子
1
,
木村 雅彦
1
,
宮田 恒徳
1
,
遠藤 広美
1
,
五十嵐 達夫
1
,
中島 雄大
1
,
羽入田 きみ江
1
,
由利 雅芳
1
,
守田 雅紀
1
Itoh Fukiko
1
1杏林大学医学部附属病院リハビリテーション室
pp.408-419
発行日 1997年6月15日
Published Date 1997/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104796
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1.はじめに
若年性関節リウマチ(juvenile rheumatoid arthritis;JRA)は若年で発症し,多彩な臨床像を呈する.成長期に罹患するため身体的,心理的,社会的にも大きな障害を受けやすい.本疾患に対して理学療法をはじめとするリハビリテーションが担う役割は大きいが,その実際においては試行錯誤を繰り返すことが少なくない.本稿では,自験例を中心にJRAのリハビリテーションに関わる種々の問題を取り上げ,その対応について検討を加えた.
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