書評
―寺山和雄・広畑和志(監修)―標準整形外科学/第6版
真角 昭吾
1
1大分医科大学
pp.470
発行日 1996年7月15日
Published Date 1996/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104576
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18年前になるが初版発行のとき本書を入手して,当時,近頃にない特徴をもった教科書が出版されたものだと感じていた.それから3~4年毎に改訂がなされ,今回で5回の改訂である.いま私の手もとには1版より6版までの6冊の本書がある.
私も本や雑誌の編集に携わったことがあり特色を出すのにいろいろと苦労するが,この本の場合,編集の方針やアイディアが非常に卓越しており,編集者や筆者が利用する者の身になって企画,執筆されてきたものと受けとれる.この間,編集者にも執筆者にも世代交代が行われて,常に医学の進歩に応じた新知識を取り込み,ずっと良書の評を得てきたと思う.
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