書評
―寺山和雄,堀尾重治(著)―「図で説く整形外科疾患外来診療のヒント[ハイブリッドCD-ROM付]」
山内 裕雄
1
1順天堂大学
pp.142
発行日 2007年2月15日
Published Date 2007/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102573
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近年インフォームドコンセントの重要性が叫ばれている.そんな外来語を持ち出さなくても,むかしから患者さんへの説明は医療の一部であったし,よい説明は百薬にも勝るものである.しかし実際には時間をかけて説明してもなかなかわかってもらえず,一方通行になっていることが少なくない.患者さんが理解しやすい説明法にわれわれはもっと習熟すべきであろう.
そのよい手段として図示がある.いろいろな学会から主要疾患の説明パンフレットが出ているし,私も以前ある製薬会社の依頼を受けてPatient Education Guideなる図譜・CD-ROMの作製に協力したことがある.
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