とびら
インフォームド・コンセントと理学療法士雑感
馬場 将夫
1
1医療法人社団春日会照波園病院理学療法科
pp.371
発行日 1996年6月15日
Published Date 1996/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104552
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世の中には,病気であろうとなかろうと,一緒にやっていくのに不愉快な,そして付き合いにくい人がいるものである.そして,自分自身が自己の最大の敵で,人間関係が下手な人も中にはいる.理学療法士なら,大変いやな,うるさい患者にぶつかることもある.しかし,そういう場合でも,自分がその人の担当理学療法士であるという,正にその理由のために,理学療法士は患者の様々な反応を昇華するようにしなければならない.患者や家族に対して,ひとたび怒りやイライラした態度で反応してしまうと,もう理学療法士としての立場は弱くなってしまう.そして,それをきっかけとして,患者の問題をマネージメントすることはすこぶる難しくなる.
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