特集 姿勢調節
神経疾患と姿勢調節
望月 久
1
Mochizuki Hisashi
1
1東京都立荏原病院リハビリテーション科
pp.311-315
発行日 1996年5月15日
Published Date 1996/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104539
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1.はじめに
本稿では姿勢調節の基本的な一側面として立位における姿勢保持調節(バランス機能)を取り上げ,力学的安定性の観点からバランス機能の操作的定義化およびバランス機能を規定する要因について検討する.次に,その考え方に基づいて,神経疾患患者におけるバランス機能障害について考察し,最後に脊髄小脳変性症およびパーキンソン病の運動療法について言及したい.
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