特集 高齢脊髄損傷
高齢脊髄損傷者の在宅生活援助
神沢 信行
1
,
山下 隆昭
1
,
小嶋 功
1
,
松田 美穂
1
,
田中 真弓
1
,
長田 貴
1
,
坂下 泰子
1
,
野田 典子
1
,
相良 二朗
1
,
中島 咲哉
1
,
川江 紀子
2
,
延安 雅子
2
Kanzawa Nobuyuki
1
1兵庫県立総合リハビリテーションセンター
2播磨町役場
pp.99-104
発行日 1996年2月15日
Published Date 1996/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104478
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1.はじめに
高齢脊髄損傷者が在宅生活を快適に送るためには,家族の援助は最大の必要条件と考えられる.この脊髄損傷者(以下,脊損者)を含めた家族を援助するのが保健・医療・福祉サービスであり,われわれもその一員である.当センターでは,1992年4月より総合相談室(以下,当室)が新設された.当室は,室長,理学療法士(以下PT),作業療法士(以下OT),保健婦が各1名,医療ソーシャルワーカー(以下MSW)3名の7名より構成されている.主な業務は,①相談,②在宅訪問,③地域リハビリテーション支援である.今回は,在宅生活をおくる脊髄損傷者の生活と,その支援について当センターの取り組みを報告する.
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