クリニカル・ヒント
子どもと上手につきあうには
澤村 泰弘
1
1石川整肢学園リハビリテーション科
pp.571
発行日 1995年8月15日
Published Date 1995/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104361
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小児の施設にセラピストとして就職し,10年余りが経ちました.その間,治療体系についての成書はたくさん見られるようになり,知識面からのアプローチはたいへんに恵まれる時代となりました.しかし現実には,こどものセラピーはなかなか思うとおりにならず,悩みながら臨床に携わっているセラピストの方も多いことと思います.私の場合も振り返ってみますと,両親や子どもたち,そしてセラピーの基本から,多くのことを実際に経験したり,学んだりして,そのことが日々のアプローチをやりやすくしてきました.そこで反省を含めながら,子どもと上手につきあうにはどうすれば良いか考えてみたいと思います.ここでは,子どもと言ってもあまりに広範となりますので,外来の乳幼児期の子どもを対象にして話を進めます.
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