あんてな
老人訪問看護ステーションの現状
佐藤 美穂子
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1(社)日本看護協会訪問看護開発室
pp.768
発行日 1994年11月15日
Published Date 1994/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104131
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「少子・高齢社会と健康」は21世紀の私たちの課題です.1988年から1992年3月までの4年間,老人訪問看護ステーションのモデル的取り組みとして,「訪問看護等在宅ケア総合推進事業」が全国の17か所で実施されました.そして1991年10月,老人保健法の一部改正により,在宅における介護支援体制を整えるために「老人訪問看護制度」が創設され,1992年4月から老人訪問看護ステーションが各地でオープンしています.かかりつけ医により訪問看護を必要と認められた老人医療受給者が利用料250円および訪問にかかる往復交通費の支払いでサービスを利用する仕組みができました.
この新制度による訪問看護の現状について,厚生省大臣官房統計情報部が行なった老人訪問看護実態調査の概況を基に紹介します.なおこの調査は,指定されている297ステーションのうち,実際に稼動している277か所について,1993年10月1日現在の状況です.
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