症例報告
約7か月の長期臥床後より意識状態と運動機能の改善を示した外傷性脳損傷の一症例
中島 学
1
,
藤田 房江
1
,
宮嵜 章宏
2
1国立泉北病院理学診療科
2国立泉北病院脳神経外科
pp.61-63
発行日 1994年1月15日
Published Date 1994/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103921
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Ⅰ.初めに
外傷性脳損傷(traumatic brain injury:TBI)における障害像は多彩であり,その改善は一般に長期にわたるものが多いが,受傷後6か月が一応ゴールの目安とされている1~4).
今回,脳挫傷後約7か月の長期臥床後より意識状態と運動機能との著しい改善を示した症例を経験したので報告する.
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