Japanese
English
印象に残った症例
リハビリテーションゴールを達成した高齢者脳血管障害患者の一例
Impressive Cases: An Aged CVD Patient Who Achieved the Rehabilitation Goal
吉田 久雄
1
Hisao YOSHIDA
1
1順天堂大学順天堂浦安病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Juntendo Urayasu Hospital.
pp.775-777
発行日 1993年11月15日
Published Date 1993/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103869
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Ⅰ.初めに
私たち理学療法士が日常接している人は,病気が原因で身体に障害をもつ人々で,社会的立場を離れ一人の人間としてそれまで経験したことの無い問題にどう対処していけばよいかわからず,不安な状態にある人々です.理学療法士は,このような人々と患者と治療者という関係で接していますが,私は患者が早く社会復帰できることのみならず,病気や障害に遭ったおかげでより人生が深くなったと感じることができるような援助ができればとつねに思いながら日々の仕事をしています.今回紹介するのは,社会的に大成され,しかも未だ社会的影響力のある方で,障害に負けずむしろそのような状態を楽しみながらも社会復帰を果たした症例を通して,理学療法士とリハビリテーションについて私見を述べてみます.
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