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広島大学医学部保健学科―PT,OTコースの構想
梶原 博毅
1
1広島大学医学部保健学科
pp.873
発行日 1992年12月15日
Published Date 1992/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103656
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1.はじめに
本年4月10日,本年度の国家予算案および関係法令の国会通過と同時に,広島大学医学部に保健学科が誕生した.この学科は,看護学専攻(定員60名),理学療法学専攻(定員30名),および作業療法学専攻(定員30名)の三専攻から成り,学生定員は合計120名である.医学部の中では医学科(定員100名),総合薬学科(定員60名)に次ぐ第三の学科となった.全国の大学の医学部を見ても,三学科を擁する医学部は広島大学が最初で,もっとも大きな医学部となったわけである.
今年は発足年であるため,センター試験は利用できず,また,入試も通常の学部試験とは遅れて4月12日に行なわれ,同18日,看護婦専攻66名,理学療法学専攻33名,作業療法学専攻33名の合格者が発表された.同4月23日,保健学科のみの入学式が医学部内で行なわれ,125名の保健学科の学生(看護婦専攻60名,理学療法学専攻33名,作業療法学専攻32名)が誕生した.
現在,保健学科の学生は総合科学部において一般教育の講義を受講中である.広島大学の一般教育履修基準は,四年制教育課程では2年前期までに52単位以上の履修が義務づけられており,人文科学,社会科学,自然科学など200以上の開講科目から選択できる.
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