特集 ゴール設定
座談会/ゴール設定についてのアンケート結果を読んで
上田 敏
1
,
安藤 徳彦
2
,
奈良 勲
3
,
鶴見 隆正
4
,
松村 秩
5
,
吉尾 雅春
6
,
福屋 靖子
7
1帝京大学医学部附属市原病院リハビリテーション科
2神奈川リハビリテーション病院リハビリテーション科
3金沢大学医療技術短期大学部
4高知医科大学附属病院理学療法部
5東京都立医療技術短期大学
6協和会病院理学療法科
7筑波大学心身障害学系
pp.456-468
発行日 1992年7月15日
Published Date 1992/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103546
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このアンケートのねらい
司会(上田) 最初に,このゴール設定についてのアンケートのねらいについてお話ししたいと思います.
リハビリテーション(以下,リハと略.)ではゴールを設定しなければならないということは,昔から言い古されてきて,常識になっていると言えます.しかし,ゴール設定に関する考えかたは,細かいところまでいくと実ははっきりしていません.特にチームワークの面から考えた場合,医師や理学療法士や作業療法士のゴールは共通のものだという考えかたと,一つ一つ独自性をもっていて相当違うという考えかたとがあるように思います.そして,それを何時,どういう場で,どうやって決めるのかもそれぞれ各施設ごとに違っているようです.
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