特集 障害受容と援助法
座談会/障害受容と援助法
福屋 靖子
1
,
原 和子
2
,
奈良 勲
3
,
斎藤 康弘
4
,
大西 麓子
5
,
寺山 久美子
6
1理学療法士
2神奈川県総合リハビリテーションセンター
3有馬温泉病院
4青森県立あすなろ学園
5都立北療育園
6都心身障害者福祉センター
pp.728-741
発行日 1977年10月15日
Published Date 1977/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101562
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障害受容ということを考えた場合,健常者がどう理解しようと務めても,到達できないもどかしさがある.
また日本人は欧米人に比べて,障害者に対して同情心は抱いても,建設的な援助,深い連帯性,社会性を確立しえないようである.
その中で理学療法士・作業療法士は日々,障害者の人々の機能訓練にあたり,技術的援助はもとより,精神的援助をも行なっている.
そして治療の過程で障害に対する患者自身の受容,家族の受容,社会の受容,またセラビスト自身の受容に心を悩ますことが度々あることと思う.
障害者の人が,最初に密接に関わる,社会の代弁者としての理学療法士・作業療法士の役割は重要である.その意味で今回の座談会が,何らかの役に立てればと考える.
(編集室)
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