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入門講座 理学療法におけるパーソナルコンピューター活用・1
パーソナルコンピューターの基礎知識
The Use of Personal Computor in Physical Therapy. 1: Basic Knowledge of Personal Computer
辻下 守弘
1
Morihiro TSUJISITA
1
1高知医科大学附属病院理学療法部
1Department of Physical Therapy, Kochi Medical School.
pp.33-38
発行日 1992年1月15日
Published Date 1992/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103427
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Ⅰ.初めに
現代社会は,コンピューターの存在無しでは機能しない,すっかりコンピューターに頼る社会へと早い速度で移り変わってきた,コンピューターが,これほど急速にわれわれの社会に浸透した理由は,社会が複雑化したことと人間の本質的な怠惰性によるところが大きい.つまり,コンピューターは,人間の道具あるいは奴隷として,人間には面倒くさすぎる,時間を費やしすぎる,単調でまちがいやすいといった作業を簡単に,短時間で,正確にこなしてくれる機械なのである.
そして,このような合理的で便利なコンピューターを,大企業や大学等の一部のユーザーだけのものにしておくのはもったいないから,一般の個人にも使えるようにしていこうという考えかたから,個人用のコンピューター,すなわち「パーソナル・コンピューター」を生んだのである.「パソコン」とは,このパーソナル・コンピューターの略語であり,海外では通用しない日本独自の名称である.
本論は,パーソナルコンピューター入門講座の第1回目として,パソコンをこれから始めるためにぜひとも知っておきたい基礎知識を,なるべく平易にまとめてみたので,気楽な気持ちで読んでいただきたい.
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