PT最前線
子どもが生まれて徹夜がふえた―国立水俣病研究センターで患者に溶け込んで 長峰美喜子氏/<証言>今でも水俣病は現在の問題
浜元 二徳
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本誌編集室
1アジアと水俣をむすぶ会
pp.710-711
発行日 1991年10月15日
Published Date 1991/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103370
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水俣病,四日市喘息,イタイイタイ病,新潟水俣病を称して四大公害病,今エコロジーが喧伝され,ロウ・インパクトな生活が叫ばれる.公害は,これらの考えと対極を成す.中でも水俣病は公害の原点と言われ,今でも水俣の海で採れた魚介は,タンクに入れる処分を受ける.水俣を故郷とする一人の少女が,理学療法士となってからこの病と深くかかわるようになったのは,自分の故郷の出来事であるから,人間として許せぬ仕業であるからだ.
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