PTのひろば
弘前大学医療技術短期大学部で社会人特別選抜が実施される/理学療法の境界線を越えて
對馬 均
1
,
田原 清子
2
1弘前大学医療技術短期大学部
2沖繩小児発達センター
pp.358
発行日 1991年5月15日
Published Date 1991/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103280
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弘前大学医療技術短期大学部では,1990年度入試に当たり,全国に先駆けて理学療法学科において社会人特別選抜を行なった.これは,入学定員20名のうち4名程度を一般入試とは別の日程・方法で選抜するものである.初年度であることや,募集から試験実施までの期間が短かったため応募者数の点で危惧されたが,青森県内外から11名の応募者があり,選抜の結果4名が合格した.現在この4名は一般入試台格者とともに勉学に励んでいる.
この社会人特別選抜の概略を1990年度の例でみると,①出願資格は大学入学資格を有する1990年4月1日現在21歳以上の社会人で,②選抜は学力検査,調査書,面接および健康診断の結果を総合して行なわれ,③選抜日は1989年12月11日(月),④12月21日付けで受験者に選考結果を通知するというものである.学力検査は基礎的知識を確認することをねらいとしており,数学,英語,小論文の筆記試験が行なわれた.受験者11名についてみると,年齢21歳から30歳,職業は病院・施設勤務者だけでなく,会社員,ホテルマン,団体職員など多種多様であり,四年制大学卒業者が2名含まれていた.
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