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特集 卒後教育
筑波大学附属病院および茨城県県南地域における実践例
Postgraduate Education in Physical Therapy: Activity at Tsukuba University Hospital and in the sourthern part of Ibaragi Prefecture
臼田 滋
1
Shigeru USUDA
1
1筑波大学附属病院理学療法部
1Department of Physical Therapy, Tsukuba University Hospital.
pp.249-251
発行日 1991年4月15日
Published Date 1991/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103244
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Ⅰ.初めに
理学療法士に対する組織的な卒後教育としては,現在,日本理学療法士協会主催の全国研修会,長期・短期現職者講習会ならびに各県士会主催の研修会などが毎年開催され,より充実化・組織化されてきている.しかし反面では,近年の急激な日本理学療法士協会会員数の増加に伴う,会員の地域的な多極化と会員意調の多様化,さらに比較的経験年数の浅い,しかも地域によっては理学療法士の一人職場に所属する理学療法士数の増加によって,卒後教育の在りかたが再検討されるべき時期にきていると感じている.この解決策として,日本理学療法士協会では,研修会・講習会などの開催を大都市圏主催から各地域で主催する方向も検討され始めている.
この近年の傾向の中で,全国的な研修会・講習会という形態だけではなく,より身近な環境(時間的・経済的・地域的)での,より臨床に密接した卒後教育の場が望まれている.筑波大学附属病院では,他施設からの新人研修の受け入れや,他施設の理学療法士を含めた抄読会・勉強会を行なっており,また茨城県県南地域では,自主的なグループによる勉強会を実施しているので,その経験を,当院勤務の新人教育の経験も含めて紹介したい.
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