症例報告
短期間に症状の緩解を認めたParkinson病の理学療法未施行例
髙橋 誠
1
,
大塚 彰
1
,
井関 玲子
1
1栗林病院リハビリテーション科
pp.129-130
発行日 1991年2月15日
Published Date 1991/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103209
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Ⅰ.初めに
今日,特定疾患(脊髄小脳変性症,Parkinson病など)に対するリハビリテーションの必要性,重要性が盛んに言われているのは周知である.しかし,医師の治療方針や地域性の問題などによってその実施状況は必ずしも十分とは言えない.
今回,上述の問題の中にあった症例を経験した.すなわち,発症後運動療法を受けた経験をまったくもたない症例であり,この症例に対し,正常姿勢を再獲得させることによって,ADLの改善を認めたのでその実際につき報告する.
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