Japanese
English
特集 整形外科;スポーツ傷害を中心に
テニス肘のスポーツ医学的病態生理と運動療法を中心とした治療
Orthopedics; Sports Injury: Tennis Elbow; Pathological Physiology and Therapy from Sports Medicine's Point of View
栗山 節郎
1
,
渡辺 幹彦
1
,
川島 敏生
2
,
川島 昭彦
2
Setsuro KURIYAMA
1
,
Mikihiko WATANABE
1
,
Toshio KAWASHIMA
2
,
Akihiko KAWASHIMA
2
1日本鋼管病院整形外科
2日本鋼管病院理学診療科
1Department of Orthopadic Surgery, Nippon Kohkan Hospital.
2Department of Physical Therapy, Nippon Kohkan Hospital.
pp.741-746
発行日 1990年11月15日
Published Date 1990/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103133
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Ⅰ.テニス肘の一般論
1.テニス肘の名称
テニスなどのラケット種目を行なっている選手にみられる,慢性の肘関節周辺の疼痛性疾患を総称して「テニス肘(tennis elbow)」と呼ぶ.
原因は数多く考えられるが,慢性の使用または使い過ぎ(over use)による手関節および手指の伸筋(または屈筋)の付着部の炎症によるものが多い.医学的には「上腕骨外(または内),上顆炎」,「手指伸(または屈)筋炎」などと呼ぶ.
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