Japanese
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特集 整形外科;スポーツ傷害を中心に
足関節・足部傷害の病態生理と理学療法
Orthopedics: Sports Injury: Patho-physiological Sign and Physical Therapy of Ankle and Foot Injuries
中山 彰一
1
,
井原 秀俊
2
Akikazu NAKAYAMA
1
,
Hidetoshi IHARA
2
1九州リハビリテーション大学校
2九州労災病院整形外科
1Kyushu College of Rehabilitation.
2Department of Orthopaedic Surgery, Kyushu Rosai Hospital.
pp.747-753
発行日 1990年11月15日
Published Date 1990/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103134
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Ⅰ.初めに
今回与えられたテーマは,スポーツ傷害における足関節・足部傷害の病態生理と理学療法である.しかし従来から,これらについては数多くの成書や文献に記されているので割愛させていただいた.そこであえて本稿では,ほとんど注目されていなかった「関節は高感度センサー(超大規模集積回路)である」との観点より,以下
Ⅱ.関節神経生理からみた足関節・足部の機能
Ⅲ.身体姿勢制御機構からみた足関節・足部の機能
Ⅳ.下肢の多関節連鎖機構からみた足部・足指の機能
Ⅴ.地面支持における足部把持機能
Ⅶ.関節神経生理からみた理学療法プログラムについて言及してみたい.
以上の点を整理し見直すことで,おのずと足関節・足部のスポーツ傷害に好発する捻挫・Achilles腱断裂・足部アーチ変形などに対する理学療法と損傷予防のための基本的解答がみえてくると思われるのである.
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