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Rinsho Seikei Geka Volume 50, Issue 4 （April 2015）

臨床整形外科 50巻4号（2015年4月発行）

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誌上シンポジウム難治性テニス肘はこうみる

難治性テニス肘の直視下手術 Minimal Open Technique in the Surgical Treatment of Tennis Elbow 副島修 ^1,2,3 Osamu SOEJIMA ^1,2,3 ¹福岡山王病院整形外科 ²国際医療福祉大学 ³福岡大学整形外科 ¹Department of Orthopaedic Surgery, Fukuoka Sanno Hospital ²International University of Health and Welfare ³Department of Orthopaedic Surgery, Fukuoka University School of Medicine キーワード：テニス肘 , tennis elbow , 直視下法 , open technique , 最小侵襲手術 , minimal invasive surgery Keyword: テニス肘 , tennis elbow , 直視下法 , open technique , 最小侵襲手術 , minimal invasive surgery pp.323-327

発行日 2015年4月25日 Published Date 2015/4/25

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200174

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　上腕骨外側上顆炎に対するさまざまな手術手技が紹介されているが，直視下手術・経皮的手術・鏡視下手術などのいずれの術後成績にも差を認めないとする結果が多く，現時点ではどの手術法が優れているのか一定の見解はない．現在筆者が行っている最小侵襲での直視下手術は，局所解剖を熟知していれば確実な病巣部の掻爬に加えて，輪状靱帯の切離や関節内の処置も同時に安全かつ極めて短時間に行え，さらに重篤な合併症や再発の発生もなく術後成績は良好であり，外来治療に抵抗する難治例に対して広く推奨できる手術法と考えられる．