Japanese
English
特集 急性期の理学療法
関節外科手術後の理学療法
Physical Therapy in Acute State: Postoperative Physical Therapy of the Joint
畑 耕治
1
,
内藤 恵子
1
,
増田 基嘉
1
,
吉田 修
1
,
島田 永和
2
Koji HATA
1
,
Keiko NAITO
1
,
Motoyoshi MASUDA
1
,
Osamu YOSHIDA
1
,
Nagakazu SHIMADA
2
1島田病院理学診療科
2島田病院
1Shimada Hospital.
2Shimada Hospital.
pp.293-299
発行日 1990年5月15日
Published Date 1990/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103009
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Ⅰ.初めに
近年,関節外科手術後の理学療法は術後早期より行なわれるようになってきた.人間本来の機能から考えると手術後の安静期間は短く,早期に社会,家庭へ復帰するに越したことはない.ましてスポーツ選手は治療期間が長くなればなるほど弊害は多く,選手生命を絶たれる可能性もある.しかし,機能低下を防ぎ,早期に完全復帰させるには現代の医学の進歩では十分とは言い難く,理学療法も暗中模索の中,経験的に治療体系を組んでいるのが現状と思われる.
今回,症例を通じ,以前当院で行なっていた膝前十字靱帯(ACL)術後プログラムと現在のプログラムを比較し,早期理学療法の重要性について述べる.
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