1ページ講座 臨床検査値のみかた・7
「血液疾患・凝固異常」
江藤 文夫
1
1東京大学リハビリテーション部
pp.509
発行日 1989年7月15日
Published Date 1989/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102821
- 有料閲覧
- 文献概要
XIV.血液疾患・凝固異常
貧血の病態生理はすでに解説されたごとく興味深いものであり,脳や心筋への血流増加や心拍出量は増加するが血圧は上昇しないなど貧血患者の臨床症状が理解される.一方,貧血を生じる疾患は多数あるので,表1に示す正常値から逸脱した数値を知るだけでは診断はもとより,治療にも情報は不十分である.今回は貧血にも関連した血液疾患の中から凝固線溶系異常について紹介する.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.