紹介
MATRIX SEATING SYSTEMの使用経験とその適用について
弓削 類
1
,
前田 真一
1
,
三秋 泰一
1
,
山崎 俊明
1
,
鏡田 智美
2
,
井上 昭
3
,
河村 光俊
4
,
立野 勝彦
4
,
野村 忠雄
5
1金沢大学医学部附属病院理学療法部
2金沢大学医学部附属病院作業療法部
3福井県立病院整形外科
4金沢大学医療技術短期大学部
5石川整肢学園
pp.433-435
発行日 1989年6月15日
Published Date 1989/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102802
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Ⅰ.初めに
坐位は,食事,排泄,入浴動作や休息などの日常動作において欠くことのできない基本姿勢である.しかし,臨床場面において坐位保持が困難な障害者(児)が多く見かけられる.近年,それらの坐位が困難な障害者(児)対し,「装具」という観点から,坐位保持用いす,車いすの開発が進んでいる.今回われわれは,自力で坐位が不能であった症例に対し,ロンドン大学で開発されたMATRIX SEATING SYSTEM(以下,MSSと略す.)のいすを使用したところ坐位装具として有用であったので,ここに症例と併せて紹介する.
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